Mode を切り替える
Studio では各 Kit Event の再生 mode (command / stream_clip / 両方) を選べます。このページは Studio UI 上での操作と Studio 固有の制約 を扱います。Mode の本質的な違いとどちらを選ぶべきかは Fire と Clip の違い を参照してください。
Studio 上の表示
Section titled “Studio 上の表示”Kit Event 行には 3-button radio で mode を選びます。
| Studio 表示 | manifest 内部値 | 通称 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
> FIRE | mode: command | Fire | 短い one-shot、本番運用 |
♪ CLIP | mode: stream_clip | Clip | 長尺・動的変調・プロトタイピング |
>♪ BOTH | mode: command + stream_clip | Both | 開発段階で両方を試したいとき |
Kit ヘッダーの 「モード説明」 ボタンを押すと、それぞれの挙動と「何が wire を流れるか」を 1 画面にまとめたモーダルが開きます。
切り替え手順
Section titled “切り替え手順”- Kit パネルで対象 Event を選択
- 行右側の mode pill (
> FIRE/♪ CLIP/>♪ BOTH) をクリック - Save Folder か Deploy を押すと、WAV の置き場 (
install-clips/↔stream-clips/) も自動的に再構成されます
Kit ヘッダーの 「一括変更…」 セレクトを使えば、Kit 内全 Event を FIRE / CLIP / BOTH のどれかに一括切り替えできます。
BOTH モードの挙動
Section titled “BOTH モードの挙動”BOTH を選ぶと、同じ base eventId に対して manifest に 2 entry が出力されます。
events: { "my-game.sword-hit": { mode: "command", clip: "sword-hit.wav", ... }},stream_events: { "my-game.sword-hit": { mode: "stream_clip", clip: "stream-clips/sword-hit.wav", ... }}両 bucket に同名で並ぶため、SDK 側は通常通り 1 つの Event ID を呼ぶだけで、状況に応じて FIRE / CLIP どちらの transport も選べます。WAV は両側 (install-clips/ と stream-clips/) に出力されます。
💡 BOTH は 開発段階のための便利機能 です。本番出荷時は基本的に Event ごとに transport を 1 つに決めるのを推奨します (リソース節約と挙動の予測性のため)。
Studio 固有の制約
Section titled “Studio 固有の制約”WAV は mode ごとに別フォーマットに整形される
Section titled “WAV は mode ごとに別フォーマットに整形される”Save Folder / Deploy 時に Studio が以下のフォーマットに変換します。
| 出力先 | フォーマット |
|---|---|
install-clips/ (FIRE) | 16 kHz PCM16、元クリップのチャンネル数を保持 (mono → mono, stereo → stereo) |
stream-clips/ (CLIP) | 16 kHz PCM16、常に stereo (SDK 側が stereo を仮定するため) |
入力 WAV のサンプルレート / ビット深度は問わない (浮動小数点や 24/32 bit, 44.1/48 kHz でも自動で変換)。
FIRE は Kit パーティション容量に依存
Section titled “FIRE は Kit パーティション容量に依存”install-clips/ 配下の WAV はデバイスのストレージに焼き込まれるため、容量に上限があります (数 MB 程度)。Kit ヘッダーの容量ゲージで現在の使用量を確認できます。長尺ファイルは:
- 分割して短いクリップにする
- または mode を CLIP に切り替えてストリーミングにする
CLIP は Wi-Fi 経由のストリーミング
Section titled “CLIP は Wi-Fi 経由のストリーミング”Studio から CLIP を再生テストするときは、Helper 接続 + デバイスの Wi-Fi 接続が前提です。Helper を経由せずに SDK から直接ストリーミングする場合は Fire と Clip の違い を参照。
- Fire と Clip の違い — mode 選択の判断材料 (概念)
- Kit を作って配布する — Studio で Kit を組み立てる手順
- Event ID と Kit —
events/stream_events辞書と mode フィールドの spec