Hapbeat を初期設定する
Hapbeat を初めて使えるようにするまでの作業です。Studio の Devices タブ右側に表示されるオンボーディング ウィザード がこの流れに沿って案内します。一度 Wi-Fi に乗ってしまえば、以降は USB ケーブルを繋ぐ必要はありません。
💡 USB ケーブルでファームウェアを書き込み、Wi-Fi 設定を一回行うだけです。次回以降は電源を入れれば LAN/Wi-Fi で自動的に Studio に表示されます。
用意するもの
Section titled “用意するもの”- Hapbeat デバイス (Necklace / Band)
- USB ケーブル (デバイスとデータ通信できる USB-C ケーブル — 充電専用ケーブルは NG)
- PC (Windows / macOS / Linux、Chrome または Edge ブラウザ)
- Wi-Fi ネットワーク (2.4 GHz が前提。SSID とパスワード)
hapbeat-helperがインストールされ起動済みであること (pipx install hapbeat-helper)
ワークフロー全体図
Section titled “ワークフロー全体図”Step 0: Studio を開いて Helper を起動
Section titled “Step 0: Studio を開いて Helper を起動”- ブラウザで Studio を開く: https://studio.hapbeat.com/
hapbeat-helperが起動していることを確認。初回はhapbeat-helper install-serviceで自動起動を登録(推奨)、またはhapbeat-helper startで手動起動。Studio 上部に 「Helper 接続中」 と緑色で表示されれば OK。- 緑バッジは clickable で、クリックすると Helper Manage モーダル (version 確認・起動コマンドの表示) が開きます
- 赤の 「Helper 未接続」 の場合はクリックでインストール手順モーダルが開きます
- Manage タブ をクリック。サイドバーにデバイスが何も無い状態だと右側にウィザードが表示されます。
Step 1: USB Serial で接続する
Section titled “Step 1: USB Serial で接続する”接続は 左サイドバーの「USB Serial」欄 から行います(ウィザード側に接続ボタンはありません)。
- Hapbeat と PC を USB ケーブル で繋ぎます。
- 左サイドバー「USB Serial」欄の + ボタン を押し、COM ポート選択ダイアログで Hapbeat のポートを選びます。
- 一度許可した COM ポートは以降そのまま再利用されます。
- 複数の Hapbeat はそれぞれ別のカードとして並びます(
#1#2…)。
- 追加された カードのチェックを ✔ にすると接続します。
結果に応じて 2 通りに自動分岐
Section titled “結果に応じて 2 通りに自動分岐”接続すると、デバイスの応答に応じてウィザードが自動で次のステップへ進みます。
- ✅ ファーム入り → Step 3(Wi-Fi 設定) に自動遷移します。
- ⚠️ 応答なし(新品 / ブートローダー空)→ Step 2(ファーム書き込み) に自動遷移します。
Step 2: ファームウェア書き込み (応答が無かった場合のみ)
Section titled “Step 2: ファームウェア書き込み (応答が無かった場合のみ)”出荷時にファームウェアが書き込まれている個体は このステップ不要 です。Step 1 の応答チェックでスキップされます。
- ウィザードの「ノードの種類」で Hapbeat を選び、お手持ちのバリアント(Necklace / Band)を選択します。
- 「Serial 書き込み」 ボタンを押します。
- ブラウザの COM ポート選択ダイアログでデバイスを選択。
- 進捗バーが完了するまで待ちます (約 30 秒〜1 分)。
- 「圧縮を使う」のチェックは OFF のまま が安定です (921600 baud + 圧縮では稀に
status 201で失敗する既知問題があります)。
- 「圧縮を使う」のチェックは OFF のまま が安定です (921600 baud + 圧縮では稀に
- 書き込み完了: Hapbeat の電源を OFF → ON してください。その後、左の USB Serial カードのチェックを入れ直して再接続します。
- 接続成功 → Step 3 に自動遷移すれば成功です。
Step 2 でうまくいかない時
Section titled “Step 2 でうまくいかない時”status 201(ESP_TOO_MUCH_DATA) で止まる: 別の USB ポート / ケーブル / ハブを試してください。- 「Web Serial API がサポートされていません」: Chrome / Edge を使ってください (Firefox / Safari は非対応)。
- 何度書いても Step 1 で応答しない: デバイスのリセットボタン (押下 5 秒以上) を試してから再度 Step 1 を実行してください。
Step 3: Wi-Fi / 名前 / グループ設定
Section titled “Step 3: Wi-Fi / 名前 / グループ設定”ウィザードが Wi-Fi 設定パネルを開きます。
- デバイス識別: 任意で名前を変更します (例:
hapbeat-living)。デフォルト名のままでも構いません。 - Wi-Fi 設定 → + 新規追加 を押し、SSID とパスワードを入力して 「追加」。
- プロファイル一覧でその SSID の 「接続」 ボタンを押します。
- デバイスが Wi-Fi に繋がると、上部の status が 「接続中 · SSID=…」 に変わります。
- 数秒で 左サイドバーにデバイスが自動的に出現 します — これで初期セットアップ完了です 🎉
💡 Wi-Fi 接続が確認できたら USB ケーブルは外して構いません。以降は電源を入れれば自動的に Wi-Fi に再接続して Studio から見えます。
- Devices タブ左サイドバーで対象 Hapbeat を選択して、Kit のインストール・ファームのアップデート (OTA)・LED や音量の設定・Wi-Fi プロファイルの追加削除 などが行えます。
- 出張先など別 Wi-Fi に持っていく場合: Studio の Devices → 設定 → Wi-Fi で別の SSID を追加するだけ (5 つまで保存できます)。
- センサー → ブローカー → Hapbeat の MQTT アラート構成を組みたい場合は、MQTT アラートを初期設定する に進んでください。
困ったときに
Section titled “困ったときに”| 症状 | 対処 |
|---|---|
| Helper 接続中 と表示されない | pipx install hapbeat-helper 実行 → ターミナルで hapbeat-helper を起動 |
| Step 1 で COM ポートが出てこない | USB ケーブルが充電専用ではなくデータ通信対応か確認 / 別の USB ポートを試す |
status 201 で書き込み失敗 | 別の USB ポート / 別の USB ケーブル / 別の USB ハブを試す |
Wi-Fi が繋がらない (ssid not found) | 5 GHz 専用 SSID は不可、2.4 GHz 対応の SSID を選択 |
| サイドバーに出てこない | 数十秒待つ / Helper を再起動 / Hapbeat の電源を一度切って入れ直す |
実装ノート: ウィザード本体は src/components/devices/OnboardingWizard.tsx。Studio 内のシリアル接続は すべて 単一マスターストア src/stores/serialMaster.ts 経由で行います (Web Serial API は port を 1 owner しか持てないため Studio 全体で 1 master)。下層の Serial 通信レイヤーは src/utils/serialConfig.ts (line-based JSON プロトコル) と src/utils/serialFlasher.ts (esptool-js ラッパ) を参照。